晴々 haruharu

今年の目標は「できる限り、健康になる」

秘密は上手に隠しておいてほしい。あるいは、「○○限定」が「○○以外排除」になってはいけない、と思う話

突然ですが、先日、推しの公式ツイッターに謎のツイートが現れましたよね。

乗っ取りだと思い込む人まで現れた意味深なツイート。
結局は、「ファンクラブ一期生のみを対象にしたラジオ番組収録が、インターネット上で秘密裏に行われており、その収録中に発生したトラブルへの対策法を知らせるツイートだった」というのが真実でした。

しかしながら、この「秘密の収録」が、このツイートによって放送前に知られてしまった状況や、そもそも「一期生と、それ以外」という一種の分断を招きかねない、運営側の「ファンの選別」とも言える状況に対して、推しの公式ハッシュタグ付きのツイートは荒れに荒れました。

推しのファンクラブは30周年を迎えましたが、わたし自身は30代前半。仮にわたしがファンクラブ一期生になるには、2,3歳くらいで加入しなければならず、さすがに現実的ではありません。
当たり前のことですが、わたしよりも若い年齢のファンの方は、ファンクラブ設立時には、生まれてすらいない方もたくさんいるはずです。


もちろん、一期生のみなさんの支えがあったからこそ推しは今まで活動を続けてこられたわけで、推しが一期生の皆さんに対して、特に強い想いを抱いていることには、大きく頷けます。

わたしは推しが音楽活動を休止・再開した後の、活動10周年の頃にファンになり、今年でファン歴22年目ですが、自分がファンになる前の頃を支えた先輩ファンのみなさんに対する、強い敬意をもっています。
この先推しの身に、万が一、今の活動を継続できないような重大な出来事が発生してしまっても、いつまで待てば終わるのかが全くわからなかった活動休止時期を待った先輩方のように、推しを支えてじっと待ちたいと思っています。

この点においては、ファン歴の「短さ」も然りで、わたしは今更もう一度「初ライブ」を経験し直すことも、ラジオに「初投稿」をし直すこともできません。


また、以前には、「10代限定ライブ」「同年代リスナー(当時40代)・先輩リスナー(当時50代以上)限定で募集したラジオ収録イベント」はあったのに、当時2,30代であったファンには限定イベントが何もなかったこと……
今回の出来事で、思い出してしまいました。

もしイベントがあったとしても、抽選に漏れて参加できないことだってあり得ます。でも、「そもそも、自分達が対象になるイベント自体が、存在しない」というのは、やっぱり悲しい。
当時20代であったわたしは、この件でいまだにチクチクと胸を痛めています。


好評だった「性別限定ライブ」にも、「性別を限定してライブを行うことは、ジェンダー平等が大きなテーマとして掲げられている時代に逆行していないか?」という批判的な意見があったこと、推しは忘れていませんか?



このように、「年齢」や「性別」など、本人の努力だけではどうにもできない、簡単に変えることのできない要素で、ファンの中に「選ばれる人」・「選ばれない人」という大きな隔たりが現れてしまうことには、どうにも寂しく感じてしまうのです。
仮にこの先、自分が「選ばれる側」になったとしても、これまでのことを思うと、選ばれなかった方がいる事実に対して、「そんなの、仕方ないでしょ!」と無邪気に思うことは、わたしにはできそうにありません。


今回の出来事と、それに伴うタグ付きのツイートでの議論紛糾によって、貴重な一期生のみなさんが、「居心地悪い」ような思いをされていないか、わたしはとても心配になっています。

一期生のみなさんには何の非もありません。
そこだけはしっかり言っておきたいと思います。